カズピリクエタのブログ

目指せ沖縄移住

カズピリコラム③「ポケモンのように」

 

 

 

よくご飯に行った後、

飲みに行った後などに

ノリで公園や広いスペースに足を運び、

メンバーの誰かが走り回り始め、

その様子を撮影して

「やること小学生(笑)」

という旨の文とともに

SNSに投稿する人がいる。

 

待て待て、

誰がそれを小学生のやることやと決めたんや。

 

大学生、社会人になっても

公園や広いスペースを

走り回ることが当たり前の国を

想像してみてほしい。

 

素晴らしく平和じゃないか?

 

「#やること小学生(笑)」

 

「#まだまだ若い(笑)」

 

なにを大人ぶってんねん。

 

そういう発言をする人達の思考は、

 

「大人びていく」のではなく、

「老いていく」のだと思う。

 

「馴染む」のではなく「錆びる」。

 

ジーパンで言うところの

「色が落ちて味が出る」のではなく、

「やぶける、ほつれる」。

 

ただ、実際問題、

街でガタイの大きい人間や

スーツを着た人間が走り回ることが

当たり前の世界になったら素晴らしい反面、

いろんな迷惑や問題が出てくるので

なかなか実現は厳しい。

 

でも、せめて考え方を変えてみてほしい。

 

みんな昔は鬼ごっこが好きだったはず。

もし嫌いだったとしても

その理由が「周りの目が気になるから」ではなかったはず。

 

けれども大学生や社会人となった今、

走り回ることを平然とできないのは

「昔みたいに走れない(笑)」や、

「しんどい(笑)」という建前の言い訳は置いといて

実際は「周りの目が気になるから」という人が多いと思う。

 

なにを大人ぶってんねん。

 

「大人になること」は、

「子供心を忘れること」ではない。

 

昔夢中になったポケモンを思い出してみろ。

 

進化した途端

一気に派手になるポケモン

かっこよくなるポケモン

原型がなくなるくらいに

見た目が変わるポケモンは山ほどいる。

 

声だって変わる。

進化前はかわいい声だったのが

嘘みたいに低音になったり、

落ち着いた声になったり、

それも全然当たり前。

 

でも、外から見える部分が変わろうとも

性質、属性、

生まれ持った素質そのものが

ガラッと変わるポケモンがいただろうか?

 

顔、髪型、体、声、

いろんなものがめまぐるしく変わった今。

 

着るものだって変わった。

昔は親に買ってもらって、

親が選んでいたものを着ていた人も多いだろう。

 

自分で買った私服が汚れるくらい、

スーツが汚れるくらい、

走り回ってみろよ。

 

心を包み隠すものが変わっただけで

心そのものは変わってないって。

 

「昔みたいに走れない(笑)」?

 

 

 

いや意外と走れるからやってみろ。

 

 

 

言い訳を繰り返している間にも

心は、

体は、

確実に固まっていく。

老いていく。

 

動け。ほぐせ。

 

いつまでも走れ。

 

大人ぶんな。

 

 

 

ポケモンのように」